大川内地区コミュニティ協議会
- 井手上 正弘
組織概要
設立年月日 | 2017年4月 |
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正会員 | 637名(2023年9月現在) |
所在地 | 出水市上大川内847番地 (旧 Aマート) |
活動内容
○設立の経緯、目的
大川内地区は、出水市の北西の山間部に位置しており、高齢化率が57%と非常に高く、地区住民637名、367世帯・15自治会で構成される地区である。
2011年頃から、高齢化が進む里山の生活を守るために自治会合併の検討が開始された。2017年4月に、以下の4つの運動方針を決定し、これに基づき地区住民が主導して地域課題を解決することを目的とした大川内地区コミュニティ協議会が設立された。
① 各自治会で育まれた集落活動を支援し、里山活性化計画に基づく地域づくりを行う。
② 生涯スポーツ等を推進し健康と福祉の向上に努める。
③ 安心安全で暮らせる里山をめざし、地域内の連携を深めながら、共助による地域環境整備を行う。
④ 子供から高齢者までの交流により、知識・技術・歴史・文化を学び継承し、人づくり・社会教育の振興を図る。
○主な事業内容
主な事業として、以下の3つの事業に取り組んでいる。
① 「地域、健康、環境、人づくり」の4部会によるコミュニティ協議会事業
② 業務受託事業(大川内農業者トレーニングセンター施設使用料徴収事務等、九州オルレ※出水コースの休憩施設の清掃及び草刈り業務)
③ 総合地域センター事業(地域課題を解決するために、将来スモールビジネスへつながる各種事業の推進)
○具体的な活動内容
1.茶いっぺ市場
毎月第4火曜日(10月休み)に地域交流や収入維持を兼ねた茶いっぺ市場をJA鹿児島いずみ大川内出張所の横に開設し、地元産の米や野菜・工芸品を持ち寄って販売している。
2.健康・交流イベント
毎週火曜日に月4回、健康体操教室(茶いっぺ市場開催時は休み)を開催しており、毎月第1木曜日には協議会事務所(旧Aマート)で年10回程度のサロン活動を定期的に開催している。また、車を持たない高齢者のための買い物バスを第2,第3木曜日に年24回運行し、高齢者の社会参加・孤立防止を図っている。さらに、1月にグラウンドゴルフ大会、3月にはウォーキング大会を行い、地域住民と地域に関わる方が参加できる健康づくりを兼ねた交流イベントを実施している。
3.環境づくり
毎年6月にほたるの里づくりを、11月には「花いっぱい運動」として菜の花の苗植えを行い、安心・安全な環境整備を図っている。
4.人づくり
毎年12月に紙漉き支援を行い、12月~2月には地域食堂「ひっついこっばい大川内」が高齢者に弁当を配達している。また、7月にはビュッフェ形式の食堂を開催し、2月には「めのもちづくり」を行うなど、青少年子育て支援と歴史・文化の継承に結びついている。
5.収穫祭イベント
毎年10月の第4土曜日に「ふるさと収穫祭」をJA鹿児島いずみ大川内出張所の駐車場で開催し、特産品・工芸品販売、山太郎蟹つり大会等、地域文化の活性化に貢献している。
6.特産品開発
「大川内の清流棚田米」として地域の米のブランド化を行い、茶いっぺ市場、収穫祭の目玉商品として販売をするほか、1年を通して、地域のお母さんたちが手作りする麦味噌や豚味噌などを製造し、ふるさと納税の返礼品として提供している。また、4月~10月にモデル竹林整備を、6月~10月にはさつま芋栽培を、2月には「九州オルレフェア」でのおもてなしを行うことで、地域課題の解決に繋がっている。
7. てげてげふれあい助け隊
2023年に住民アンケートを実施し、大川内の住民のニーズに応えるため「てげてげふれあい助け隊」を結成した。この隊では、地区住民から依頼された草刈りやゴミ出し支援を行っている。
また、「買い物支援」「交流イベント」「特産品販売」などの一連の取り組みが模範的な活動として評価され、2023年度九州厚生局主催の「地域共生社会推進賞・団体部門」で部門賞を受賞した。
○今後の抱負や活動など
地域住民で立ち上げた地区コミュニティ協議会での活動を続けながら、地域の声を聞き、自分たちの出来る範囲で出来る事を続けていきたい。
※ 「オルレ」は韓国・済州島から始まったもので、もともとは済州の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味である。「九州オルレ」は、「済州オルレ」の姉妹版としてが誕生し、九州の自然や文化、温泉などを五感で楽しむトレッキングコースのこと。