藺牟田 百子

個人概要

住所:鹿児島県 南さつま市加世田

活動内容

○活動の経緯
 平成9年に、自身も門徒(門下の教え子)として所属しているお寺の住職から頼まれ、門徒の女性の
集まりである地域仏教婦人会を設立し、定例の講話や研修会などの世話役を務めた。同会での活動をき
っかけに、夫が生前に旧加世田市議会議員として地域のために活動してきた役割を引き継いでいこうと
決意し、校区及び地域公民館の女性部会の会長を務め、地域清掃などの地域貢献活動を実施してきた。

○主な活動内容
 1 生きがいづくり活動等
 平成9年4月から平成31年3月まで、津貫校区老人クラブ女性部の会長を務め、生きがいづくりや健
康づくりなどの活動を実施してきた。

 2 農産加工活動
 平成11年12月に地域の物産館である「南さつま交流センター にいななまる」がオープンしたことを
きっかけに、農産加工活動を通じて、地域の活性化を図ろうと思い、JA南さつま女性部員を中心に18名で津貫グループを結成した。同グループでは会長を務め、「男性と女性がともにつくる社会へ」を信条に
「南さつま交流センター にいななまる」と、JA直売所「さえんばたけ」を販売拠点として、地域の特産品であるきんかんの加工及び商品の販売活動を実施してきた。
 農産加工品(「きんかんふくれ」や「きんかんまーまれーど」等)については、試食やアンケート調
査により、消費者の声を活かした商品づくりに努め、鹿児島県内の道の駅などにも販路を拡大し、商品
を通じて南さつま市や特産品であるきんかんの知名度向上に大きく貢献している。

 3 体験事例の発表
 平成12年4月から平成25年3月まで、JA南さつま女性部加世田支部副会長を務めた。副会長として、何か取組をしたいという女性たちの背中を押したいと思い、自分たちの活動内容(きんかん加工活動及
び地域活性化の取り組み)を校区の文化祭や鹿児島県JA女性部の学習の場で積極的に発表をしてきた。
その活動が認められ、平成16年にJA鹿児島県経済連から、第46回全国家の光大会体験活動部門の鹿児
島県代表に選ばれ、「きんかんふくれ」の考案・開発までの活動について発表した。

 4 食農教育などの実施
 平成12年4月から令和2年3月まで、「南さつま交流センター にいななまる」の「にいななまる利
用組合理事」を務め、加世田小学校きんかん園で食農教育支援(子ども達と一緒に摘果や収穫作業)や、津貫校区梅園管理作業(摘果や剪定作業)を年3回実施してきた。

 5 表彰
 令和2年11月に、長年の活動が評価され、鹿児島県から鹿児島県農山漁村女性活動功労者として表彰された。

○今後の抱負や活動など
 上述した活動以外にも、1人で農産加工に携わっている若い人が農産加工グループへ加入できるよう
なつなぎ役を担っており、今後も継続していきたいと考えている。他にも、現在通っている大正琴教室
が実施している老人施設への慰問訪問に、今後も積極的に参加したいと思っている。

加世田小学校児童きんかん収穫体験   

鹿児島県農山漁村女性活動功労者表彰

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