宗 紘一郎

個人概要

住所:南九州市川辺町

活動内容

○活動の経緯
・南さつま市加世田小学校での教員生活を終えた2004年に、自閉症児を持つ保護者グループに呼ばれ、「絵と陶芸の教室」を開催したことが活動のきっかけとなった。
・この活動の一環として、旧加世田市の民間の石倉で、薪を使った素朴な穴窯で作った作品の展示会を開催したところ、古民家カフェの経営者がほぼ全作品を購入してくれたことに保護者が感激し、7家族が参加する月1回の定期的な「子ども美術教室・ピカソ」の開催へと結びついた。
・2007年に、参加者7家族の中の1家族が鹿児島市に転出することになったが、その家族の呼びかけで、鹿児島市でも15~6家族が参加する教室を開催することになった。
・毎年、教室で作成した絵や陶芸等を展示会で販売しており、また、描いた絵で毎年「卓上カレンダー」を作成し、その収益を絵筆やスタンプ、刷毛などの用具代、材料費に充てている。
・この教室には、障害を持つ子どもたちが喜んで参加しており、また、保護者の方々にとっても、保護者同士の悩みや、相談をし合う交流の場の役割を果たしている。

○主な活動内容
①「子ども美術教室・ピカソ」の開催 
 毎月、第3土曜日に南さつま市の市民センターで、また、第1日曜日に鹿児島市の知的障害者福祉センター(ふれあい館)で、10:00~12:00に「子ども美術教室・ピカソ」を開催している。
②作品展示会の開催
 毎年2~3回、鹿児島市の市立美術館や谷山サザンホールギャラリー、南さつま市の市役所ギャラリーで作品展示会を開催している。
③卓上カレンダーの作成・販売
 児童の作成した絵を使って、毎年、卓上カレンダー500部を作成・販売している。
④健常な児童との交流会の開催
 毎年1回、南九州市で、健常な児童とともにコンサートや工作などを行う「交流会」を3時間かけて開催している。
⑤クリスマス会の開催
 毎年、鹿児島市と南さつま市で、ボランティアグループ「さつまパイロットクラブ」から支援をもらいクリスマス会を開催している。

・2012年には、障害児の地域福祉に貢献したとして南さつま市社会福祉協議会長から表彰を、また、2019年には、これまでの地域社会貢献活動が評価され、鹿児島県知事から表彰を受けている。

○今後の抱負や活動など
 ・これまでの活動の中で、子どもたちから元気をもらっており、生きがいになっている。これからも保護者の皆さんと一緒になって元気で活動を続けて行きたいと思っている。

「子ども美術教室・ピカソ」の様子

絵画展の様子

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